諸崎浩幸、デジタル修復版「桃太郎 海の神兵」に注目
「桃太郎 海の神兵」がデジタル修復されて上映されると聞いて、映画好きの諸崎浩幸は興味を示しました。
「桃太郎 海の神兵」は1945年に公開されたアニメーション映画で、瀬尾光世が監督を務めた作品です。
デジタル修復されたバージョンは、既に第69回カンヌ国際映画祭でプレミア上映されており、好評を得ています。
第二次世界大戦中の国策映画で、アニメーション作品としても黎明期にあたる時期の作品として貴重です。
これまでにも公開されたことがありますが、以前公開されたのはフィルムの状態が悪いもので、今回上映されるのは最新のデジタル技術を用いて修復したバージョンで、映画ファンは見逃せません。
スタジオジブリ作品の撮影監督・奥井敦や、山田洋二監督作品のカメラマン近森眞史など、修復に協力したメンバーも日本映画界を代表する人物ばかりで、如何に修復に力を入れているかが分かります。
監督を務めた瀬尾光世は、映画を制作する前に海軍落下傘部隊に体験入隊する入れ込みようで、第二次世界大戦中の空気を知るためにも有効な作品です。
この作品を鑑賞した手塚治虫が感激し、マンガ・アニメの道へ進むきっかけとなったことでも知られ、諸崎浩幸は必ず観ようと思っています。