諸崎浩幸は、デング熱で死亡のニュースに驚きました
諸崎浩幸が今回取り上げるのは、デング熱で新潟の女性が死亡したニュースです。
2014年に約70年ぶりにデング熱の国内感染が確認されて、代々木公園などが立入制限され消毒されている映像をご覧になった方も多いと思います。
今回の事例は、フィリピンに半月ほど滞在して感染した女性が、帰国後死亡したものですが、日本での死亡例は11年ぶりです。
デング熱は、デングウイルスを持った蚊に刺されることによって感染する病気です。ネッタイシマカやヒトスジシマカなどがデング熱のウイルスを媒介しますが、主に熱帯・亜熱帯地方で、毎年約1億人の患者が罹患しています。
デング熱の症状は、蚊に刺されてから1週間ほどで発症し、高熱・頭痛・関節痛などの症状がでます。
通常は1週間ほどで回復しますが、異なる血清型のウイルスに感染すると、まれに重症化して、デング出血熱を起こすことがあります。
特効薬はなく、症状に応じた対症療法でのみです。アスピリンなどの解熱・鎮痛剤はかえって出血傾向を悪化させます。
予防接種もありませんので、デング熱の流行地域に渡航する際は、蚊に刺されない工夫をしなければなりません。
日本にはネッタイシマカは生息していませんが、ヒトスジシマカがいます。
温暖化の進行とともに熱帯特有の風土病も世界各地に拡散しています。
諸崎浩幸も今年の夏は、今まで以上に蚊に刺されないように気を付けようと思います。